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2012年07月04日

忙殺

「忙殺」という言葉がある。
文字通りに解釈すれば、「忙しさに殺される」ということなのだが、普通は、その「殺される」のは何か、というところでニュアンスを生む事になっている。
 
5月5日のエントリを最後に、ここまで全くblogにログインしていなかった訳ではなかったのだが、とにかく仕事がせわしなさすぎた。
このblogの表面に現れるような事を、一切出来なかったのである。
ネタだけならこの3箇月、10本は下らぬハナシのネタが発生していたのだが……。
普通、こういう時こそ使われるのが「忙殺」という言葉であるのだが。さて小生はこの1箇月、いったい何を殺されていたのだろう。
「何に」なら簡単に答えられる。仕事に、又は今度の会社のシステム(と、それを一人で構築したと豪語するかなりボンボンな社長)に、だ。
だが「何を」は、ちと難しい。

小生は、自分で云うのもナンだが、少々わがままで子供っぽい男である。又、人間の造りが複雑なのだか単純なのだか、判らないところがある。(カミさんは「単純な人間」という事にしておきたいはずだが)
単純に、殺されたのは小生の遊び心だったと云ってしまえば簡単だが、遊び人的性格の人間がたかだか仕事ひとつで遊び心を摩滅させられるのに、3箇月は短かすぎないか。しかも、その仕事というのが、いかにも難行苦行なのではなく、本人が楽しんで出来る類のものだったのだとすれば、なおさらだろう。
しかも、あの時に神経をやられた主原因だった責任分担の曖昧さは、今回ははるかに少ない。なにしろ今回の関係者に派遣外注はいないのだ。全員社員である。さらに、今の小生の立場は、重いが逆に責任を自力で明確化出来る立場なのだ。ある意味気楽である。
確かに、肉体的にはかなりきつい。朝は0720時に家を出て、帰宅するのは定時あがりでも1950時。大概が2200時以降である。
しかし、以前神経をやられて派遣で休職する破目になった時の場合より、はるかに楽だ。
あの時には、夜中の0時に横浜・青葉区の山の中まで、カミさんに迎えに来てもらっていたのであるし、小生の立場は請負契約で常駐している体裁の、実質派遣であった。
反面、あれから小生は、さらに8年、肉体的に老いたのも確かだ。

結論。
要するに小生は、精神的には殺されていないのだ。
したがって、時間的・肉体的には多忙であり、「忙殺」の字を使っても、心はこの忙しさを楽しんでいたのである。
要するに生活のタイムシェアが、ちょっと変わったという事なのだろう。無意識にシフトしていたのである。

しっかし…、後述するが現在小生は、胆嚢炎らしい症状で、入院中なのである。そういう奴が云う台詞じゃないよなぁ……、これ。


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この記事へのコメント
おやまぁ壇那院さん大丈夫ですか!?

小生は相変わらず「スタッフ職」なのでのほほんと過ごして
おりますが、人を使う立場の管理職というのは、さぞかし
心身をすり減らすような職制なのでしょうねぇ‥。

これから「暑い節電の夏」がやってきます。
ご自愛くださいませ。
Posted by ももっち at 2012年07月04日 23:02
ももっちさん
今日の昼、退院しました。
まぁ、金曜までは自宅療養よいうことで……。

しかし実際、このblog始めて以来、家族の記念日をエントリにしなかったのは、初めてですよ。6/6はカミさんの誕生日でしたし、6/25は結婚記念日、7/1は小生の誕生日でこのblogの6周年だったんですが、それもエントリにしそこねました。(まぁ、7/1は病院にいましたけどね…)

相当「忙殺」されてたんですなぁ、やはり。
Posted by 壇那院壇那院 at 2012年07月06日 02:15
 
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    コメント(2)