2014年05月06日
大雪の三多摩で
2月ももう半ばになり、通年ならばもう、春の声を聞こうかという時、ほぼ日本中で大雪が降った。
小生一家が暮らす三多摩も例外ではなく、積雪は最終的に30センチを超えた。路駐していた車が、基本的な形すら判別不能になる程、埋もれてしまったのだが、そんな大雪が降る最中、実はドミンゴを運転して15キロ離れた稲城市内まで、味馬鹿次男を迎えに行ったのである。
平均時速20キロ、往復約2時間、五分山のノーマルタイヤを履いた四輪駆動車での、夜間雪中ドライヴだった。
小生一家が暮らす三多摩も例外ではなく、積雪は最終的に30センチを超えた。路駐していた車が、基本的な形すら判別不能になる程、埋もれてしまったのだが、そんな大雪が降る最中、実はドミンゴを運転して15キロ離れた稲城市内まで、味馬鹿次男を迎えに行ったのである。
平均時速20キロ、往復約2時間、五分山のノーマルタイヤを履いた四輪駆動車での、夜間雪中ドライヴだった。
この日、味馬鹿は川崎市内の現場に出向いており、18時まで作業し、同僚(先輩)の車を運転してその人のアパートまで送って行ったのだが、その間に南武線が運休したのである。
ある意味、翌日の仕事の事を全く考えていない所業と、云えなくもない。その先輩のヒトは「疲れたから」という理由で味馬鹿に運転代行を頼んだのだそうだが、自分の車で来ていたのだから、現場付近で休んでから帰宅しても良かったはずである。(東北出身だそうだから、雪道には馴れていたはずだし、実際に稲城までの道中、味馬鹿にスノードライヴのコツを教えてくれたりしたそうだ)
味馬鹿も人が良い。結局、先輩を稲城まで送っている間に、自分が自力で帰れなくなってしまったのだから。川崎から直接南武線に乗っていれば、電車が止まるまでに立川の近くまでは帰って来られた計算なのである。
とにかく、通常なら30分程度の道のりを、平均時速20キロ、しかも勾配の急な坂道を避けて通ったので、少々遠回りで、稲城市内に入った。フットブレーキは速度が10キロ以下になるまで踏まず、それ以上のスピードからの減速は、総てエンジンブレーキで済ませる。4WDのエンジンブレーキは、フットブレーキと逆で、制動力配分が前4後6か、前後均等であり、前が滑って振られる可能性が低くなる。狭い裏道で歩行者に行き会えば、停止して彼等が脇に避けて立ち止まるか、場合によっては歩いてドミンゴの脇を通過するまで待つ。
東京とは云え三多摩以西の地域は、つい20年程前までは一冬に数回は積雪を経験する土地だったのだが、今では人も車も、全く雪に慣れていない。
こうでもしなければ、危なくてかなわないのである。
駅前のコンビニで寒さを避けていた味馬鹿次男を拾うまでに、自宅を出てから1時間を要していた。
それでも、次男の予想より30分以上早く、現着していた様で、奴め、コンビニで晩飯を買い込んでいたのであった。
その晩飯を喰いながら、稲城を出発。ヘッドライトだけではホワイトアウトが心配になる程の降りである。フォグランンプは点灯しっ放しであった。
帰路は、何度か会社の車で帰宅した経験がある味馬鹿のナヴィゲートで、往路とは別ルートを使った。
府中街道の少しきつい勾配の所も通ったが、上り坂になるので不安は少ない。交通量と車間距離をにらんで、一気に登り切り、途中で止まらない事だけを徹底すれば良いのである。
これだけの大雪だと、交通量が半端ではなく激減するので、意外に簡単に実行可能なのである。
往路同様、がらがらの道を約1時間、平均時速20キロ弱で帰宅する事が出来た。
団地内の路駐スペースを撮影したものだが、まだ昼頃だというのに、すでに車の形が判然としなくなっている。
Posted by 壇那院 at 02:55│Comments(0)
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