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2006年12月07日

ナイフ6:ソムリエナイフ

ソムリエナイフというのは、ソムリエ(ワイン専門の給仕人兼アドヴァイザー)が使うナイフのことで、コルクスクリューと、フォイルキャップを切るための鎌刃のブレードを備えている。有名なところでは、フランス・ライヨール社と、ドイツ・アドラー社の製品だろう。
我が家にはかなり立派なソムリエナイフがあるのだが、これも雑誌の読者プレゼントで当った物だ。
 
ナイフ6:ソムリエナイフ

ナイフ6:ソムリエナイフ

これのモデル名はセキ・カットSC-200。すでに生産されていないモデルである。

岐阜・関市の刃物メーカ組合の共同ブランド「SEKI CUT」の立上げ時に発売された物で、メーカは豊和刃物製作所という量産メーカである。ATHROという独自ブランドも持っており、今では我が家の物の改良・廉価版のソムリエナイフを生産・販売している。
ナイフのハンドル材というのは、多種多様で、恐ろしく高価な素材が使われることがあるが、ファクトリー・メイドの物では、せいぜい黒蝶貝の小片をインレイ(嵌め込み)する程度だと思っていた。カスタムになるとマンモス・アイボリーなんてものもあるが…。
このソムリエナイフのハンドルはスネークウッドである。
あまりに聞き覚えが無い材種なので、調べてみたら、通常ナイフ・ハンドル材として一般的なココボロの3倍くらいする材料だった。1kg当り原木価格で8000円である。比重の高い木なのだろう。別の木材卸のHPでは、12ミリ×39ミリ×1130ミリで11340円。このナイフのハンドルを作るのに適当そうな断面だが、長さ45に切断した両側で、材料単価だけで900円を超える理屈になる。
実際、このナイフ、入手当時にメーカHPで調べたら、18000円以上であった。

余談だが、1日に赤のボジョレー・ヌーヴォーが1本、懸賞に当って届いた。
寝かせていない(熟成していない)ワインを、身銭を切ってまで飲む気は無かったのだが、折角だから2日の晩飯はチーズフォンデュにして、このナイフの出番となった。
正直云って「フルーティ」という一般に云われている感想を持つより、ただ「若い」といったところ。香りもバルサミコ酢を思わせる酸っぱいもので、お世辞にも良いとは云えなかった。
やはり、新酒は日本酒に限る、という認識を新たにしたことであった。

12/22追補:
広範囲で調べてみたら「SEKI CUT」は海外向けソムリアナイフとしてまだSC-200を販売している様だ。
現在、同ブランドの国内販売は停止している様である。

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この記事へのコメント
>寝かせていない

まぁ、そういうことですわな。
どちらにしても、私にはさっぱりわかりませんけどね。

柄だけでも、結構 高価なんですねぇ。
素人にはそういうことは、ぜんぜんわかりません。
Posted by manbow at 2006年12月08日 00:43
まんぼうさん
小生だって値段調べて「あぁ、高い材料使ってるんだぁ」のレベルですからねぇ。
このハンドル、金属部分も「ニッケルシルバー」という、見た目が銀に似た色合いのニッケル合金で、結構高いです。
はっきり云って、自腹じゃ手が出なかったでしょう。これが当たるまでは、カミさんはドイツ製のオールステンの安い奴を欲しがってたんですよ。
Posted by 壇那院 at 2006年12月08日 01:03
ボジョレー呑まれましたか。わらしは、一日で1本あけました。
Posted by おっさん at 2006年12月08日 21:18
おっさん殿
当たった銘柄がまずかったのか、ほんとに香りはいただけませんでした。
まぁ、やはりカミさんと1本、一晩で飲んじゃいましたけどね。
Posted by 壇那院 at 2006年12月08日 23:02
 
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ナイフ6:ソムリエナイフ
    コメント(4)