2006年11月05日
高校説明会に行ってきた
今日の午前、味馬鹿次男と近所の都立T高校に行ってきた。
都立高校の合同学校説明会があるので、志望校の絞り込みのための情報収集である。
都立高校の合同学校説明会があるので、志望校の絞り込みのための情報収集である。
会場になったT高校はかなり広い前庭を持っていたが、10時会場の10分後くらいに行ったらもう、4重に折り畳まれた行列が出来ていた。
企業展示会や合同就職説明会のように、各校のブースが校舎内に分散して、自由に説明が聞ける形式の説明会のはずなのだが、会場の物理的広さの限界を越えたのだろうか、入場制限が始まっていたのだ。
20分程待たされて、予めネットで当たりをつけていた、工業高校のブースが固まっているスペースに向かう。
10月11日のエントリでちょっと書いたが、今のところ次男は建具職人になりたいという希望を持っているので、木材加工・組み立て技術が学びたいらしいが、そういった専門学校は東京にはほとんど無い。それに、同じモノづくりに携わる者であり、実家の家業は建築業だった小生の経験からすると、高校の間はもう少し広い視野でモノづくりを捉えた勉強をするべきだと考えているので、一般的な「モノづくりの教養」が学べる、建築科のある工業高校に進学してもらいたかったし、彼が考えている職人のイメージが、ちょっと現実遊離しているのを修正したかったのである。小生も現役技術者として教えられる事は多々あるのだが、どうしても親子ならではの反発から素直に聞かないところもあるので、実際にその学校の教員の説明を聞かせてみれば、少しは自分で考えるし、進路のイメージも固めやすいだろうからだ。
最初に行ったブースの高校が、第一候補のT工業高校で、比較的自宅からの通学が近く、建築科がある。
実は、都立高校では建築科を持つ工業高校は2校しかない。自宅から通学1時間圏内にその1校があるのだから、有り難い。一通り自分の希望も述べ、説明も聞いて、かなり感銘を受けたらしい。
他にもインテリアクラフト科などを持つ高校もあったのだが、そっちの説明では自作出来るデザイナを養成する学校というイメージで、ちょっと味馬鹿次男の感覚とはずれていたらしいし、何より、都心の学校なので通学が遠いのが気に入らないらしかった。
5年制の工業高専の説明も受けてみたし、新設のクラフト科がある高校のブースも見たが、どうやら彼の志望校は決まったようである。
最初はぐずっていたが、強引に連れて行って正解であったようだ。
企業展示会や合同就職説明会のように、各校のブースが校舎内に分散して、自由に説明が聞ける形式の説明会のはずなのだが、会場の物理的広さの限界を越えたのだろうか、入場制限が始まっていたのだ。
20分程待たされて、予めネットで当たりをつけていた、工業高校のブースが固まっているスペースに向かう。
10月11日のエントリでちょっと書いたが、今のところ次男は建具職人になりたいという希望を持っているので、木材加工・組み立て技術が学びたいらしいが、そういった専門学校は東京にはほとんど無い。それに、同じモノづくりに携わる者であり、実家の家業は建築業だった小生の経験からすると、高校の間はもう少し広い視野でモノづくりを捉えた勉強をするべきだと考えているので、一般的な「モノづくりの教養」が学べる、建築科のある工業高校に進学してもらいたかったし、彼が考えている職人のイメージが、ちょっと現実遊離しているのを修正したかったのである。小生も現役技術者として教えられる事は多々あるのだが、どうしても親子ならではの反発から素直に聞かないところもあるので、実際にその学校の教員の説明を聞かせてみれば、少しは自分で考えるし、進路のイメージも固めやすいだろうからだ。
最初に行ったブースの高校が、第一候補のT工業高校で、比較的自宅からの通学が近く、建築科がある。
実は、都立高校では建築科を持つ工業高校は2校しかない。自宅から通学1時間圏内にその1校があるのだから、有り難い。一通り自分の希望も述べ、説明も聞いて、かなり感銘を受けたらしい。
他にもインテリアクラフト科などを持つ高校もあったのだが、そっちの説明では自作出来るデザイナを養成する学校というイメージで、ちょっと味馬鹿次男の感覚とはずれていたらしいし、何より、都心の学校なので通学が遠いのが気に入らないらしかった。
5年制の工業高専の説明も受けてみたし、新設のクラフト科がある高校のブースも見たが、どうやら彼の志望校は決まったようである。
最初はぐずっていたが、強引に連れて行って正解であったようだ。
Posted by 壇那院 at 23:26│Comments(15)
│出掛ける
この記事へのコメント
基本的に高校からそういった自分の人生を見据えて選ぶことが少ないと思うので,大変えらいと思いますよ.
Posted by Ritchie at 2006年11月06日 05:34
履修はきちんとできるか今後きちんと確認する内容ですよねぇ~。
Posted by おっさん at 2006年11月06日 21:43
コメントありがとさんです
Ritchieさん
まぁそうなんでしょうか。確かにちょっと早熟なところがある子です。次男だからですかね?
おっさん殿
専科の高校ですから、あの件は心配してません。必修単位は普通科よりはるかに少なく、専門教科でいくらでも調整出来ますから。
Ritchieさん
まぁそうなんでしょうか。確かにちょっと早熟なところがある子です。次男だからですかね?
おっさん殿
専科の高校ですから、あの件は心配してません。必修単位は普通科よりはるかに少なく、専門教科でいくらでも調整出来ますから。
Posted by 壇那院 at 2006年11月07日 00:54
昨今は親子とも、とにかく高校行って、大学行って・・・がほとんどですから
早い時期から将来を見据えた選択が出来るってのはいいですね。
そろそろ日本にもドイツのような制度が出来てもいいんじゃないでしょうか。
早い時期から将来を見据えた選択が出来るってのはいいですね。
そろそろ日本にもドイツのような制度が出来てもいいんじゃないでしょうか。
Posted by ari at 2006年11月08日 00:39
ariさん
実は、中学卒業課程の専門学校も、ちょっと調べてはみたんですが、職人の養成学校は東京では逆に手薄でして、建具職人の養成校などは東北の木材産地の方が充実してますね。それでも、実務歴を要求する学校が多いから、最初にどこかの工房に入る必要があるようですね。
親方の紹介状だけで入学出来るドイツのギルド学校制度が、次男の場合はうらやましいですよ。
実は、中学卒業課程の専門学校も、ちょっと調べてはみたんですが、職人の養成学校は東京では逆に手薄でして、建具職人の養成校などは東北の木材産地の方が充実してますね。それでも、実務歴を要求する学校が多いから、最初にどこかの工房に入る必要があるようですね。
親方の紹介状だけで入学出来るドイツのギルド学校制度が、次男の場合はうらやましいですよ。
Posted by 壇那院 at 2006年11月08日 01:17
目標を見据えて進む道を選ぶって大事ですよねぇ
今は「なんとなく」が多いのに立派だと思います。
こーやって頑張る子供たちがいるんですから、
なおさら教育の地盤てしっかり整えてもらいたいですよね。
今は「なんとなく」が多いのに立派だと思います。
こーやって頑張る子供たちがいるんですから、
なおさら教育の地盤てしっかり整えてもらいたいですよね。
Posted by きょろ at 2006年11月08日 13:51
きょろさん
お褒めにあずかり恐縮です。
まぁ、我が家は昔気質なンでしょう。
コレデイイノダ!(古!)
お褒めにあずかり恐縮です。
まぁ、我が家は昔気質なンでしょう。
コレデイイノダ!(古!)
Posted by 壇那院 at 2006年11月08日 21:28
今のうちから、自分のやりたいことが決まっているなんて、スゴイと思います。
子吟ちゃんは、高校生になっても、まだ「何をやりたいのか」分かっていませんし、ようやく上の子が22歳になって、焦りもあってか、何となくの方向性を見出し始めたような感じですから(それまで、散々親の金で遊んでくれました(T_T))。
まぁ、人それぞれなので、どの時点で、自分のやりたいこと、自分に合ったことが見つかるかは、分かりませんし、長い目で観てあげないといけないなって気持ちもあるんですけれど。
でも、現実は、そんな親子の気持ちなどお構いなしに、進路だの文系・理系だの、偏差値だの学部だの・・・という具体的なものが目の前にドンドン現れてくるものですね。
もう少し、長いスパンで、じっくりと色々なことを試しながら、自分の方向性を模索できるような教育システムがあっても良いような気がするのですが・・・。
子吟ちゃんは、高校生になっても、まだ「何をやりたいのか」分かっていませんし、ようやく上の子が22歳になって、焦りもあってか、何となくの方向性を見出し始めたような感じですから(それまで、散々親の金で遊んでくれました(T_T))。
まぁ、人それぞれなので、どの時点で、自分のやりたいこと、自分に合ったことが見つかるかは、分かりませんし、長い目で観てあげないといけないなって気持ちもあるんですけれど。
でも、現実は、そんな親子の気持ちなどお構いなしに、進路だの文系・理系だの、偏差値だの学部だの・・・という具体的なものが目の前にドンドン現れてくるものですね。
もう少し、長いスパンで、じっくりと色々なことを試しながら、自分の方向性を模索できるような教育システムがあっても良いような気がするのですが・・・。
Posted by 吟遊詩人 at 2006年11月08日 23:41
お吟さん
お吟さんはいつかは本人に会うチャンスもあるでしょうから、今のうちに…。
そんな凄い少年でもないのですよ。
学校の勉強は全然ですしねぇ。
まぁ、我が家では公然と「取り敢えず」をOKにしているのが、逆に良かったのかも知れませんが、誰でもそれで将来を早目に考えるようになるわけでもなく、受験システムには余裕がもっと欲しいのは確かですね。モエ長男の時にはかなり苦労しましたから。
お吟さんはいつかは本人に会うチャンスもあるでしょうから、今のうちに…。
そんな凄い少年でもないのですよ。
学校の勉強は全然ですしねぇ。
まぁ、我が家では公然と「取り敢えず」をOKにしているのが、逆に良かったのかも知れませんが、誰でもそれで将来を早目に考えるようになるわけでもなく、受験システムには余裕がもっと欲しいのは確かですね。モエ長男の時にはかなり苦労しましたから。
Posted by 壇那院 at 2006年11月09日 00:05
5年制の工業高専なんてあるんですね、へぇー です。
私は工業高校出身なんですが、選択したときはご子息のように
はっきりした目標は、なかったように思います。
ただ、普通科で普通の勉強はもういいや と思ったのでした。
高校くらいの時は、視野を広げるというのは私も賛成です。
基本を学んでも、ぜんぜん無駄じゃないですからね。
希望のところに進めるといいですね。
私は工業高校出身なんですが、選択したときはご子息のように
はっきりした目標は、なかったように思います。
ただ、普通科で普通の勉強はもういいや と思ったのでした。
高校くらいの時は、視野を広げるというのは私も賛成です。
基本を学んでも、ぜんぜん無駄じゃないですからね。
希望のところに進めるといいですね。
Posted by manbow at 2006年11月09日 22:02
まんぼうさん
そう思って口を酸っぱくして専門学校より高校、と言って聞かせてたんですが、親の三百代言より当の学校の先生の5分の説明でした。
まぁ、あの後中学の三者面談があったんですが、そっちに行ったカミさんによれば、あまり心配せんでもいいようです。
そう思って口を酸っぱくして専門学校より高校、と言って聞かせてたんですが、親の三百代言より当の学校の先生の5分の説明でした。
まぁ、あの後中学の三者面談があったんですが、そっちに行ったカミさんによれば、あまり心配せんでもいいようです。
Posted by 壇那院 at 2006年11月10日 00:36
みなさんがコメントしてらっしゃるように、
私も次男さんがすでに自分のやりたいことが決まってることに感心です。
私なんて、大学4年になってもやりたいことが見つからず、
何となく親の勧めで試験を受けた会社には入れず、
その会社が勧めてくれた子会社に入ってしまいました。
だから、自分の子供には、早くから将来なりたいものを決め、
それに向かって効率の良い勉強をして欲しいと思うのです。
私も次男さんがすでに自分のやりたいことが決まってることに感心です。
私なんて、大学4年になってもやりたいことが見つからず、
何となく親の勧めで試験を受けた会社には入れず、
その会社が勧めてくれた子会社に入ってしまいました。
だから、自分の子供には、早くから将来なりたいものを決め、
それに向かって効率の良い勉強をして欲しいと思うのです。
Posted by nio at 2006年11月11日 01:47
nioさん
この場合の「効率」は、評価が難しいので、個人的にはあまり使いたくない表現なのですが、若いうちにある程度遠くまで走っておく方が、視野が広げやすいようには感じますよね。
でも、いつが後悔しない時代だったのかは、小生達の年代でもまだ判らないですから、「その時その場で後悔しないように」としか子供達には言えませんよ。
この場合の「効率」は、評価が難しいので、個人的にはあまり使いたくない表現なのですが、若いうちにある程度遠くまで走っておく方が、視野が広げやすいようには感じますよね。
でも、いつが後悔しない時代だったのかは、小生達の年代でもまだ判らないですから、「その時その場で後悔しないように」としか子供達には言えませんよ。
Posted by 壇那院 at 2006年11月11日 22:10
「やりたい」という熱意が冷めないうちに、その道に進みたいという気持ちも大事だと思います。ただ、若いうちに見聞を広めて、「引き出しをたくさん持つ」事も大事だし…難しいですね。
親としては、するべきアドバイスはきちんとして、後は本人に判断させるというところでしょうか。
うちの長男が中学2年生で、「プログラマーになりたい」などと言っています。私は常々、「プログラミングはセンスだから、もっと本を読むとか旅をするとか、プログラミングのテクニック以外の面を磨かないと」なんて話をしています。あんまり聞いちゃいないようですが。
親としては、するべきアドバイスはきちんとして、後は本人に判断させるというところでしょうか。
うちの長男が中学2年生で、「プログラマーになりたい」などと言っています。私は常々、「プログラミングはセンスだから、もっと本を読むとか旅をするとか、プログラミングのテクニック以外の面を磨かないと」なんて話をしています。あんまり聞いちゃいないようですが。
Posted by きむぱぱ at 2006年12月13日 22:23
きむぱぱさん
お初ですね。
本気なら熱意は、一旦冷めてもまた復活するものですよ。(その時何才になってるかは予想出来ませんけどね)
子の将来について親に出来ることなんて、高が知れてる事ばかりかも知れませんが、何より子供にとっての支援は「信じてくれること」なんじゃないでしょうか。
お初ですね。
本気なら熱意は、一旦冷めてもまた復活するものですよ。(その時何才になってるかは予想出来ませんけどね)
子の将来について親に出来ることなんて、高が知れてる事ばかりかも知れませんが、何より子供にとっての支援は「信じてくれること」なんじゃないでしょうか。
Posted by 壇那院 at 2006年12月14日 00:29