一斉清掃積立金事件2(尻切れとんぼ?)

壇那院

2007年04月03日 00:58

25日に自治会の引継ぎがあった。
 
小生宅は次期の副会長なので、同じく次期副会長のCさんと次期会長のIさんと現会長のMさんの引継ぎ説明を2時間にわたって聞かされたのだが、とにかく長い。
長いし余計なハナシが多い。
「そんなことはほかに専任の役員さんがいるだろう。そっちの引継ぎ事項なんじゃないの?」
と言いたくなる内容がやたらと多く、又、自動車関連部門が改組になるのに従って、自動的に前年度とは違った対応になるし、規約そのものを改訂しなければならない事項もあるのだから、こっちに一任でいいんじゃないのかってなハナシまで出て来る。
いちいち突っ込んでいたらこっちの神経が保ちそうにないので黙って聞いていたし、ICレコーダで堂々と録音していたので、それでも不用意な発言は少なかった。(と思う)

で、肝心の号棟の清掃積立金のハナシを振るチャンスがあったので 「アンケートの結果は今年度中に広報するんだよね? 決定したのは18年度の役員だって事だけははっきりさせてくれ。そこまで責任は持てないぜ」 と言ったところ、アンケート結果は数字的には過半数の賛成を得られたが、かなり手厳しい反対意見も多かったため、保留扱いにしたとのこと。
Mさんにとって「保留」という言葉は「未決継続」であって「凍結」の意味ではないのは小生も判っているが、とにかくこれで、この無茶な積立金のハナシは当面阻止されたわけだ。
カミさんに横っ面張られたのも効果があったのだろう。
ただ、まだ突っ込みどころはあった。その場では小生は気付かなかった(やはり精神安定剤の影響か、もともとの性格か、こういう局面で小生はちょっと間抜けなところがあるのである)のだが、彼女、その積立金アンケートの具体的資料を何も持って来ていなかったし、小生達次年度の号棟役員に引き渡す(引き継ぐ)とも言わなかったのである。

後半の「第ゼロ回」19年度役員会はカミさんも参加して、1時間程度で片付けたかったが、役員には団地の夜回りの役目もある。その当番表は、4月1日から必要だから、最初の週の当番――それも1人で回るか2人組にするかでもちょっともめた――と当番表作成担当者は決めねばならない。
幸い、当番表作成も最初の夜回り当番も、元々車両関連部門長の予定だったMDさんが手を挙げてくれたので、すんなり。
一斉清掃と役員会議の日程も先にカミさんがレジュメを作ってIさんから配布してあったので、比較的すんなり一斉清掃の予定日と同日と決まったが、開催時間帯については、各人の都合がぶつかって平行線になり、結局、午前中と夜の開催が交互という暫定的な方針になった。
他は、時間切れで次回持ち越し。

さて、小生の号棟の清掃に限らず、団地の清掃というものの出席率の低さは、どこでも問題になっているようだ。
だが、なぜ清掃の低出席率が問題なのか、ひいては清掃の必要性について、しっかり考えたことがある人が声高に叫んでいるのかというと、どうも違うようである。
少なくとも今回の事件は、言い出しっぺの動機はねじれているとしか考えられない。
事実、自治総会の席上で体調不良や仕事の都合で一斉清掃に出られないのを心苦しく思っているが、何がしかの金でそれを補償出来るシステムがあれば気が楽になると言っていた人はいた。号棟の寄り合い(年に1回程度だが…)でも同様のことを言っていた人がいたのは事実だ。
だがその人達の真意は、その金を報奨金か何かの様に掃除に出た人に渡すことではなかったはずである。
その人達の意見の裏には『掃除に出るのは義務である』という大前提があったからだ。
でなければ「心苦しい」などという台詞は出ないだろう。
ただ義務を果たしているだけの人間に、報奨金が支給されるのは筋違いもはなはだしいことになる。
となれば、欠席者から金を集めるところまではOKとして、その集まった金の使い道は、普段の掃除で手が届かない所を掃除したり整備したりするために使うのが順当というものだろう。
平均出席率40%前後のはずだから、年間50万程の金額になってしまうから、時間3000円の便利屋さんでも月1時間の一斉清掃で換算すると毎月10人の便利屋さんを頼んでお釣が来る理屈になる。(便利屋さんは大概、掃除のプロだ。住民3人分の仕事量を優にこなすだろう)
つまり300円の不参加金でも、毎月3人の便利屋さんを頼めることになるのだ。
1000円という金額自体、再考を要するということである。

まぁとにかく、一件資料が年度が替わった今になっても、まだ新年度役員の誰かに渡されたというハナシを聞かない。
このまましばらく放っておこうとカミさんと話しているところである。


追補(4/5):
カミさんによると、第2ラウンドはあるようだ。
Mさんは「やる方向」で口コミ作戦に出ているそうである。
こっちは堂々と広報で「凍結=仕切り直し」を宣言する作戦で行くのが正攻法だろう。
カミさんはそのつもりである。
なにしろ一件資料はまだ、今年度役員の誰にも渡されていないのだから、この件は今年度に引き継がれていない事になるのだ。
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